こんにちは、めそです。
某大企業でバイヤーとして働いている私がバイヤーの仕事内容について解説します。
こんな方におすすめ
- バイヤーの仕事内容が知りたい
- バイヤーに転職してみたい
- バイヤーの求人に応募してみたいと思っている
この記事を読んでくださったあなたはバイヤーの仕事について、少なからず興味を持っている方だと思います。
自身のキャリアチェンジやこれからバイヤーに挑戦してみたいと考える方にとって、事前に仕事について知っておくべき点を理解できる記事です。
バイヤーにおける知識を身につけて、自身の今後のアクションへ繋げていきましょう。
Contents
バイヤーの仕事内容【バイヤーの私が解説】
バイヤー (buyer) とは、何かしらの形で商品を仕入れ、支払う者のこと。買い手、買人とも称する。
参照:Wikipedia
企業によっては調達部、購買部、資材部とも呼ばれます。
会社で必要となるモノ、技術、権利を購入(契約)するのがバイヤーの仕事内容です。
もう少し分かりやすく説明すると、営業(セールス)の反対の立場がバイヤーです。
相手の会社の営業からバイヤーが購入するイメージを持って貰えば大丈夫です。
しかし、バイヤーはただ購入するだけではありません。
品質の良いモノを納期通りに適切な価格で購入する事が大切です。
品質・納期・価格
牛丼の安い早い美味いみたいな感じです。笑
こんな感じにただ買うだけでなく、この3つのポイントを意識して購入決定をします。
また、契約の際にリスクが大きくならないよう契約書の交渉も行います。
例えば
1ヶ月以内に破損したら無償交換できますからね。
営業マン
眼鏡サラリーマン
いやいや、1ヶ月は短いので3か月にしてください。
ただ購入するだけでなく、購入後もいかに有利に進めることができるかも交渉するのがバイヤーになります。
バイヤーに向いている人、向いていない人
バイヤーにも向き不向きがあります。
自分がバイヤーに向いているなか、逆に向いていないのかチェックしてみてください。
バイヤーに向いている人
- 人と話すのが好き
- 交渉する事に苦がない
- 時には強気でいける
人と話すのが好き
バイヤーは会社の代表として他の企業と契約の交渉を行いますので、社内の人、社外の人など様々な人と接する場面が多いです。
人と話す人が好きでコミニケーションを図れる人には非常に向いていると言えます。
交渉相手は機械ではなく、人なので対人スキルが必要です。
コミニケーションが得意な方はバイヤーになる上で非常に大きな武器になります。
交渉することに苦がない
バイヤーはいかに安く買えるかも交渉します。
若手サラリーマン
もう少し安くできませんか?
少し言いにくいことも当たり前のようにいう世界です。
こういった言葉自体を普段の生活で使うと
『こいつケチだな』
と思われがちですが、それが普通なので抵抗がある方は初めのうちはしんどいかもしれません。
私は『どうせ仕事』
と割り切っています。
時には強気でいける人
時には会社の代表として強気で交渉しないといけない場面もあります。
どうしても譲れないポイントがありますからね。
バイヤーには少し強気な方が多い気がします。
職場の雰囲気も穏やかでのんびりとした空気ではなく、少し騒がしい雰囲気です。
私はどちらあと言うと静かな方なので、この雰囲気があまり得意ではありません。笑
バイヤーに向いていない人
- ・人と話すのが苦手
- ・断ることが苦手
- ・論理的に考えられない
人と話すのが苦手
バイヤーはコミニケーションを取る機会が多いからので、やはり人と話すことが苦手な方や嫌な方は避けるべきでしょう。
コミュニケーション力をつけたいからチャレンジしてみたい、という方は問題ないです。
コミニケーションもある程度流れや型がありますので、それさえ掴んでしまえば意外にいけます。
ただ、チャレンジしてもなかなかうまく行かない場合はキツいかもしれません。
断ることのできない人
色々な会社の営業からも売り込みがあります。基本的にはマニュアル通りお断りをしますが、どうしても人情が出てしまい、断りきれないような方は少し大変かもしれません。
弊社には不要です。
いりません。
しっかりと相手に伝わるようにお断りを入れることが大切です。
論理的に考えることができない人
価格交渉でこういった場面があるとします。
眼鏡サラリーマン
低減してください
なぜ?
営業マン
いきなりこの会話では相手からしたら『なぜ』となるのは当たり前です。
しっかりと順番付けて、こういう理由があるから低減して欲しい。
相手に納得してもらえるように交渉を進める必要があります。
論理的思考も仕事の中で身につけることが出来ますが、普段から論理的に考えるのが苦な方には向いていないかもしれません。
バイヤーのメリット、デメリット
バイヤーのメリット、デメリットを紹介します。
バイヤーのメリット
- スケジュール調整がしやすい
- 頭を下げる機会が少ない
- リモートワークでも十分働ける
- 転職しやすい
スケジュール調整がしやすい
基本的に交渉や打ち合わせの相手は取引先の営業です。
言い方は良くありませんが、
売る側より買う側の方が立場が上になってしまいます。
となると、営業されるバイヤーは日程を合わせてもらえるということです。
この日の定時後は予定があるから外せない
なんて時は、スケジュール調整がしやすいです。
頭を下げる機会が少ない
これは表現がいいのか悪いのか分かりませんが、
頭を下げるのが営業、下げられるのがバイヤーといった感じです。
(もちろんバイヤーもお願いする時は頭を下げますが。)
私は仕事であっても、常にペコペコするのがあまり好きでないので、これはメリットなのかな?と思いました。
いつもペコペコするのは疲れますからね。
そういった意味で、営業に比べるとバイヤーは精神的に少し楽だと思います。
リモートワークでも十分働ける
交渉は対面が主流でしたが、コロナ禍により在宅リモートでの交渉が多くなりました。
現に私は現在週一ほどの出社です。
在宅でも十分働くことのできる職種です。
在宅ワークになることで通勤時間もなくなりますし、自分の時間を確保しやすくプライベートも充実すると思います。
転職しやすい
バイヤーの転職案件は意外と多いです。
実際に私はいくつかの転職サイトに登録していますが、頻繁に求人情報が届きます。
恐らく皆さんご存知の某企業楽○からオファー頂き、内定までいったこともあります。
(結局転職しませんでしたが)
バイヤーの求人がこんなにあるんだと驚きました。
気になる方は調べてみてください。
バイヤーのデメリット
- 交渉が大変
- 覚える法律が多い
- 誰でもなれる
交渉が大変
これは避けて通れません。
お互い一歩も引けない状況であれば何ヶ月も交渉が続くこともあります。
一つの交渉でかなり体力を使ってしまうこともあります。
覚える法律が多い
覚える法律が多いです。
ただ、全ての法律を細かく覚えているわけではなく重要な箇所を深く、他は浅くといった感じで仕事を通して覚えていくイメージになるのでそのまで難しいことではないです。
ただ、どんな仕事方法でも法に触れないよう常日頃厳重に注意をしています。
知らなかったでは済まされませんからね。
誰でもなれる
専門スキルが必要でないため、誰でもなれてしまいます。
ということはスキルが高い人以外は世の中の需要が低いということになります。(これはどの分野でも同じですが)
プログラミングスキルや専門技術を持った方と比べると、これから不安定な先も会社依存といったリスクも増えてきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
バイヤーの仕事内容から向き不向き、メリットデメリットを紹介させて頂きました。
まとめると下記の通り。
バイヤーの仕事内容
会社で必要となるモノ、技術、権利を購入(契約)するのがバイヤーの仕事内容
バイヤーに向いている人の特徴
- 人と話すのが好き
- 交渉する事に苦がない
- 時には強気でいける
バイヤーに不向きの人の特徴
- 人と話すのが苦手
- 断ることが苦手
- 論理的に考えられない
バイヤーのメリット
- スケジュール調整がしやすい
- 頭を下げる機会が少ない
- リモートワークでも十分働ける
- 転職しやすい
バイヤーのデメリット
- 交渉が大変
- 覚える法律が多い
- 誰でもなれる
私個人的にバイヤーの職種はおすすめです。
慣れてしまえばスケジュール調整も効きやすく、プライベートが充実するからです。
また、コロナ禍で仕事のほとんどが在宅でワークのため自分の時間が確保しやすく、空き時間にこうしてブログも書けているわけです。
結論 バイヤーは最高です。
これからバイヤーにキャリアチェンジを考えている方にとっては是非お勧めしたい職種です。